キャンベラ便り3
キャンベラはまあ田舎なので、そこそこ動物をよく見かけます。
①鳥
鳥は結構種類がいますが、目立つのはインコです。
赤と青というビビッドで南国調な色彩な割に、0度を下回る気温で元気に飛び回っていてキモいです。
集団で木にとまっているのも不気味です。
モヒカン部分が蛍光黄緑の世紀末なオカメインコもいます。
こいつはババアの断末魔みたいな鳴き声で鳴くので、朝聞くと大変不愉快な気持ちになります。
あと荒れ地に集団で現れて一心不乱に何かをついばんでいるのでキモいです。
鳩的なのもいますが、胸の付近が妙にピンク色でバイオハザード感あります。
こいつらも荒れ地で集団でついばんでいてキモいです。
カラスは日本と同じ姿形ですが、鳴き声が「おらは死んじまっただ~」の曲みたいな、早回しのテープみたいな声なのでこれまたキモいです。
カラスが半分白くなったようなやつもいるんですが、妙に電子音的な声で鳴きます。
無論キモいです。
鳥キモい。
②うさぎ
結構そのへんにいます。
一度大学の構内でも見ました。
外来種なのですが、持ち前の繁殖力の強さで豪州全土にいるようです。
さすがプレイボーイ。
色は焦げ茶でだいたい小汚いです。
③羊
郊外に出るといます。
広大な放牧地に独特の等間隔で点在する羊は、なかなかシュールです。
④牛
郊外に出るといます。
草食ってる。
⑤馬
郊外に出るといます。
放牧状態ですが、寒さに弱いためか服みたいなのを着せられています。
キャンベラの馬、人間よりおしゃれかもしれない。
⑥カンガルー
豪州ならではのアレです。結構そのへんにいます。
幹線道路の脇で死んでいることが多いので、今のところ死体を見た回数のほうが多いです。
日本で言う鹿的な存在らしく、結構な頻度で交通事故の原因になっています。
田舎のほうに行くとマッドマックスみたいなバンパーを装着した車が多くみられますが、カンガルーから車体を守るためのものらしいです。
発想が大陸的で好きです。
日没後に郊外を走っていると、道路脇からつぶらな瞳で「道、渡っていいかな?」と問いかけてくるので「絶対アカン」と心の中でアンサーしています。
そんなハートフルワンダーランド。