お手伝い
京都の南の果てに南山城村という地区がある。
今日は縁があり、友達と民泊のおばちゃんのお手伝いをしてきた。
初めて外国人客を受け入れるとのことで、言葉が全く通じないことを心配していたおばちゃんの通訳サポートをすることになっていた。
僕自身、そこまで英語に自信がある訳ではないが、最近は勉強がてら機会があればそういう場面に積極的に首を突っ込んでいる。
結論から言うと、今日は全く英語を使う機会がなかった。
というのもお客さんは台湾のおばちゃん×3で英語がほぼ全く出来なかった。
ドヤ顔で通訳しに行った僕は一瞬でデクノボウと化した。
しかし、いつも食いきれないほどご飯をご馳走してくれるおばちゃんのお役に立ちたいと、必死でコミュニケーションの糸口を探った。
山奥なのでグーグル翻訳は不可だった。
結果、一番効果を発揮したのは筆談だった。
中国語は全然わからないが、なんとなくそれっぽいことをそれっぽくかくとそれなりに通じた。
例えば「私は台湾に行きたい」は
「我欲渡航台湾」
「東北震災の時、たくさんの支援ありがとう」は
「過日東北震災時、台湾送多支援、多謝」
という感じである。
何事も諦めないことと創意工夫である。
そんなこんなをしてると、不思議とお互いなんとなくコミュニケーションが取れてきたようである。
最後はおばちゃんを残して帰ることになったが、おばちゃんは日本語、お客さんは中国語なのに何故か会話が成立していた。
おばちゃん達の異常なコミュニケーションスキルは言語を超えられるのかも知れない。