月刊住職
月刊住職を知っているでしょうか?
月刊住職とは1974年創刊、興山舎発行の仏教界に特化した月刊雑誌です。
僕も実際に手にとったことはなく、書店でも見かけたことがありません。
字面だけ見ると一見クソつまらなそうですが、ところがどっこいこれがとんでもない雑誌なのです。
僕がこの雑誌を知るきっかけになったのが新聞一面下部にあった広告欄でした。
決して目立つものではなく、むしろ地味かつ字が細かいのでメインユーザーである住職たちへの広告効果があるかは疑問なのですが、
とりあえず今日の朝刊に載っていたものをご覧いただきたい。
そう、パンチラインのオンパレードなのです。
「僧侶に点数をつけるネット葬儀社」などはまあわかるが、
「狙われている認知症寺院関係者の財産」とか一体何が起こっているのか。
「建設残土を不法投棄された寺院怒りの提訴」に関しては若干のランボーみを感じるコピーになってしまっているし、
「ベトナム人が集うお寺の住職偽装結婚事件」と言う国際色豊かな物まで。
とにかく、読んでみたいと思わせるような力強い表題と記事内容。
情報が飽和し埋もれるように過ごす昨今でも、ここまで強く興味を引くものにはなかなか出会えないと僕は思います。
気になってバックナンバーを調べると、そっちもやばい。
2年分ぐらいバックナンバーのページを閲覧しましたが、毎号必ず「これは!」と言う記事が必ず一つはある。
記者と編集の方がよっぽど優秀なのだなと思います。
面白かったものをいくつか抜粋。
何よりいいなと思うのが、お坊さんたちもやっぱり人間で、同じようなことで悩んだり困ったりしているんだなと言うことだと思うんです。
僕は家が本当に宗教とは無縁だったので、お寺やお坊さんってなんとなく遠い存在だったんです。
でもこれを見てからなんだか少しだけ親しみを持てるようになった気がします。
でもまだ一度も記事全体に目を通せてないので、誰か売ってるの見たら教えてください。
ちなみにバックナンバーはここで見られます。
https://www.kohzansha.com/back/backjimo.html