銭湯
以前にも書いた気がするが、銭湯によく行く。
コンプトンの風呂が極小ユニットなため、足を伸ばして風呂に浸かりたいのだ。
単純に風呂が好きなのもあるが、体調管理という側面も大きい。
仕事の関係上、非常に不規則な勤務形態のため、身体に負担がかかりやすいのである。
なんとなくやる気が出ず、身の回りのこともだらしなくなっている時はたいてい身体の疲れが原因である。
そういう時とりあえず銭湯でゆっくり風呂に浸かると、テキメンとは行かないが随分楽になるし、寝つきも良い。
最近は色々な情報が錯綜し、あれが身体に良い、これをすると病気になるなど、何を信じていいのかわからなくなる。
だが少なくとも風呂に入るとダメというのは聞いたことがないので、風呂は絶対正義に違いない。
対して金がかかるわけでもないので、極力風呂に入る事が一番簡単なセルフケアだと思う。
ところで、京都の銭湯には富士山の絵がない。
居住環境の関係か、小さく天井が低い銭湯が多いので、タイル貼りの鮮やかさで色目を出しているようだ。
いわゆる銭湯、というイメージの富士山は関東の文化のようである。
随分本物を見る機会がなかったが、先日五反田で銭湯に行った時はたいそう立派な富士山を見る事が出来た。
その銭湯は三階建ぐらいの天井高があり、窓から差し込む遮光がとても綺麗に富士山を照らしていて、とても気分が良かった。
一見の価値があるので、まだ見たことのない人は上京時に古い銭湯に行くことを強くオススメする。