香港
職場に来た香港からのゲスト、アンジェラと仲良くなったので午後から半日観光案内をして来た。
久々の長時間の英会話はとてもハードで、脳汁がダラダラ出るかんじがした。
外国のゲストとの話題で多いのは、文化やルールの違いの話だが、今日は物価の話をすることが多かった。
香港は近年、経済発展に伴い物価の上昇がひどくなり市民生活の負担になっているらしい。
特に土地代に関してはさすが狭い香港。
二畳ほどの風呂もトイレもない部屋の家賃が10万円以上するらしい。
若者の一人暮らしなどまず出来ないそうだ。
車いじりが趣味のアンジェラは、自分の車を持っているが、駐車場だけで月5万円支払っているらしい。
下京区コンプトンは水道代込みで4万ちょいなので、僕は香港の駐車場代に届かない場所に住んでいるということだ。
香港物価の異常さもあるが、何となく悲しい気持ちになった。
そんな他愛のない話をずっとしていたが、今まで縁のなかった香港という土地が急に身近で魅力的に思えるようになって来た。
なんだかんだ言って彼女は香港が好きなのだろう。
土地の魅力は、そういう言葉の断片から滲み出るものなのかも知れない。
もはやジャッキーチェンの暴れまわる香港はそこにはないらしい。
僕の香港感を更新するため、近いうちに香港のを訪れたいと思う。