下京区コンプトン

下京区コンプトンに住んでいました。

こんびたろう

夜勤明けの日は元々芳しくない頭の回転が更に悪くなり、代わりにいつもの2割り増しで余計なことを考えるようになる。

 

今日は「こんびたろう」というワードが頭から離れなかった。

かつてどこかで聞いたことがあるけど、それが何か思い出せない。

 

しかし最近は便利なもので、単語さえ思い出せればその単語の持つ意味や事柄を容易にインターネットで調べることができる。

 

さっそくこんびたろうを調べたところ、どうやら童話のようだった。

多分小学校か何かで習ったのだろう。

更に内容まで調べると、以下のようなあらすじだった。

 

"この物語の主人公の名である垢太郎(あかたろう)・こんび太郎の名でも知られる。この物語は長らく入浴していなかった老夫婦の入浴シーンから始まり、この二人の剥がれ落ちる大量のこんび(垢)を固めて人形を作ることから始まる。

垢で人形を作ってしばらく放置しておくと、その人形に命が芽生え、立派な一人の人間の子供になったという。その子供は男の子であったため、生みの親である老夫婦は彼を「垢太郎」と名づけた。ここからこの物語は垢太郎が主人公となり進められていき、旅の途中に御堂コ太郎と石コ太郎と出会い、戦い、家来にしながら最終的に長者の娘を生贄につれていこうとした鬼(ただの化け物とする説もあり)を退治するというものである。"

(wikipedia調べ)

 

この物語、かなりヤバくないだろうか。

まず風呂に入れないレベルの貧民の老夫婦の入浴シーンから始まるのもヤバいし、大量に出た垢で人形を作るとかサイコの極みではなかろうか。

更にそのネーミングセンスである。

もはやこの老夫婦サイコパスとしか考えられない。

 

映画化すれば良くてR15指定、国によっては発禁処分の可能性もあるぐらいのイカれ具合だと思う。

 

そんなサイコ物語、どうやら僕達が小学校低学年の頃の教科書に載っていたようです。

サイコ物語で教育を受けた世代の僕達は、秘めたる狂気を孕んだまま社会に入り込んでいるのです。

そんなホラー話。