砕石業界
砕石業界にいたことがある。
砕石とは文字通り石を砕くのだ。
田舎の国道沿いによくある砂利が積んであるところや、派手に山を切り開いて環境破壊甚だしいかんじのところはだいたい砕石屋だ。
僕は砕石屋に機械を売る商社にいたが、砕石業界は本当に残念だった。
斜陽産業な上、業界全体が5K仕事だった。
5Kとはキツい、汚い、給料安い、環境破壊、キチ〇イが多い、の5Kである。
あとよく人が死んだ。
僕が残念な会社に籍を置いていたのは一年半だったが、知っているだけで3人は死んだ。
平均すると半年に1人ペースである。
ファラオにでも祟られているレベルのペースだった。
2人は営業先の現場の人で事故だったが、1人は顔も知っているし会社でよく雇っていた職人だった。
まあ車上ホームレス状態だったので、いつ死んでもおかしくはなかったが、そもそもそんな職人を会社で雇うなという話だ。
そのぐらい会社も残念だった。
今思い出すと本当に狂気じみたことばかりでネタに事欠かないので、思い出したらまた書こうと思う。