下京区コンプトン

下京区コンプトンに住んでいました。

思い出し旅日記1

2020年9 月 夏も過ぎてコロナ騒ぎも少し落ち着いたこの頃、8か月待たされたオーストラリアのパートナービザがようやく降りました。 当時は奈良にあるゲストハウスの管理人をしていたのですが、任に着いたその年の3月からコロナが大流行。 閑古鳥揃って大合唱…

過去の旅行をtableauでビジュアライズしてみる

最近tableauを勉強しています。 tableauとはデータビジュアライズや分析に用いるBIツールの一つで、わかりやすく言うと、複雑なデータを理解しやすくするグラフや表を作れるソフトといった感じです。 僕はペーペーなので、シンプルな構造のものばかり作って…

広島(前)

多くの人は修学旅行と言えば京都を思い浮かべるが、その京都で生まれ育った子供達はどこへ修学旅行に行くかと言えば、広島である。 僕たちが子供だった頃の京都は今よりも政治的に左翼色が強く、その影響もあってか反戦教育や同和教育に非常に熱心だった。 …

淡路島(後)

冬の日没は思ったよりも早く始まり、洲本に着くともう暗くなり始めていた。 国道沿いに大手の量販店や外食チェーンが軒を連ね賑やかだったが、逆に言えば地方に行けばどこでも見られるありきたりでつまらない風景だった。岩屋に比べると活気は多少感じるが、…

淡路島(前)

京都に住んでいた時は、定期的にどこか遠くへ行ってしまいたい衝動に駆られた。 普段は気に入っている三方を山に囲まれた土地が妙に窮屈に思え、閉じ込められているような圧迫感と何かに追い立てられ続けているような焦燥感が、じわじわとつま先から這い上が…

社員旅行

人生のうちで全く気の進まない旅行というのは二度だけで、どちらも同じ会社の社員旅行だった。 貴重な土日の休みが潰されるのを考えるだけでうんざりしたしそもそも、会社自体を僕は嫌っていた。 低賃金長時間の重労働な上、古臭い昭和の社会悪を凝縮したよ…

Wifi、SNS、スマホ、バックパッカーとネットワークの話

学生時代からあらゆることを途中やめ、中途半端、放り投げし続けている僕の人生の中で、唯一ずっと続けているのが旅行、特にバックパッカーのような身軽な旅行だ。 僕たちの世代は面白い時期に20代を過ごしていて、ちょうど18歳になった2007年にiPhoneの初代…

【オーストラリア移民日誌3】日々の基盤が出来つつある

オーストラリアでの生活もかれこれ5ヶ月が経った。仕事は相変わらず日系の運輸会社で肉体労働をしている。 8時に始まり16時半ぐらいに終わる仕事を一日7時間半で週5日。 給料日は二週間毎で、だいたい1700ドル前後を得る(日本円で約15万円) この国の給与水…

コロナ渦中のオーストラリア結婚ビザ申請〜渡航までの備忘録

コロナの大流行中という特殊な状況下でのオーストラリア渡航について、時々周囲から問い合わせがあるため、備忘録も兼ねて渡航までの道筋を記録しておこうと思います。 ●2019年12月末 オーストラリアで結婚 この頃、コロナが中国で発見されたかされてなかっ…

【オーストラリア移民日誌2】あらゆる人生のツケの請求を感じている

ホテル隔離から釈放されて早二週間が経った。 経過は順調と言っても良いかもしれない。 嫁の助力は多分にあったものの、物件の内覧から契約、家具購入、携帯契約、学校登録、免許の切り替え、健康保険申請、銀行の登録変更、その他事務手続きを全て終え、非…

【オーストラリア移民日誌】住所がないとどうにもならない

ホテル隔離が終わってシャバに出てきた。 今は妻のボンダイに住む友人の民泊に二人で身を寄せている。 週350ドルと高額だが、ビーチからバスで5分という立地の良さなので仕方あるまい。妻はほとんどテレワークなので、家にいることが多い。 僕は移住に必要な…

自分で自分の動画を撮って編集した感想

隔離生活で意外と苦しいことは、自我の表明をする場所が無いことだ。 人は大なり小なり、自己顕示欲を持っていると思う。 自分の存在の証明や意思の表明を無意識に必要としている。 通常それは日常生活や仕事、娯楽などで解消されるが、隔離生活にそれは無い…

沖縄に関するとりとめも無い話

オーストラリアでホテル隔離されて十日が経つ。 気が滅入るので沖縄の話でもしよう。 もう10年以上前の話もあるので、現存しないものも出てくる。 ●農連市場と食堂 沖縄に初めて行った時は、那覇の牧志公設市場あたりにあるゲストハウスにだらだら居ついてい…

風呂の思い出

朝早くに高知市を出たにも関わらず、愛媛八幡浜についた頃にはもう日も傾き始めていた。 大型バイクならもう少し早く着いただろうが、峠を越えるのもやっとのポンコツ原付では、むしろよく走れたほうだなと思った。その日僕は九州別府を目指していた。 大分…

Go to travelキャンペーンの所感

その昔たまに都知事選に出ていた唯一神又吉イエスが当時の世の中を 「社会が来るところまで来た、無茶苦茶で瀕死の状態である」 と形容していたが、僕がいる旅行業界が今まさにそんな感じだ。 オリンピックを中心に業界が酒池肉林の大騒ぎになるはずだった20…

狂った世の中には狂った音楽が必要だと思う

何をやっていたかよくわからない夢うつつのような一年を過ごして、日本に帰ってきた。 来年にはまた日本から出るのでなんとなく働いて過ごそうと思っていたら、世の中の方が狂ってきた。 狂っているのは自分だけでいいのに、疫病で世界全体が狂ってしまった…

月刊住職

月刊住職を知っているでしょうか? 月刊住職とは1974年創刊、興山舎発行の仏教界に特化した月刊雑誌です。 僕も実際に手にとったことはなく、書店でも見かけたことがありません。 字面だけ見ると一見クソつまらなそうですが、ところがどっこいこれがとんでも…

豪州サウナ事情

オーストラリア生活で困ったのが風呂だった。 ここでの風呂というのは「広いバスタブまたはそれに類するもの」を指す。 僕は無類の風呂好きで、最低でも週に一度はバスタブに浸からないと気が済まない。 長期の旅行中などはそれを超えることがあったが、落ち…

閑話

【食事】 朝:作りおきの味噌汁・ご飯 昼:簡単なおかずとご飯 時々アジア諸国の友達がくれるおかずをつまむ 夜:彼女のご実家でベトナム家庭料理 結果、にいるとき以上に西洋のメシ食わなくなっている。 【スーダン風コーヒーの淹れ方】 「まず砂糖を鍋で煮…

勉強

現在、オーストラリアはキャンベラにて学校に通いだしてから、早4週間目になります。 世代も国籍もバラバラですこし距離のあったクラスメイトたちとも随分打ち解けてきておりまして、英語の習得度も上がってきているので様々な話をするようになりました。 先…

キャンベラ便り3

キャンベラはまあ田舎なので、そこそこ動物をよく見かけます。 ①鳥 鳥は結構種類がいますが、目立つのはインコです。 赤と青というビビッドで南国調な色彩な割に、0度を下回る気温で元気に飛び回っていてキモいです。 集団で木にとまっているのも不気味です…

キャンベラ便り2

学校が始まりました。 英語を学ぶために学校に行くより、何かを学ぶために英語で授業を受けたほうがいいとも言われたが、そもそもの英語力が誠に残念なため、結果的には正解だったと思っております。 授業が始まってまだ2日だが、初歩的な単語や文法で引っか…

キャンベラ便り

会社をヌルっと辞め、サラっと旅行をし、ダラっと一時帰国をして、ヌルっとオーストラリアはキャンベラにやってきました。 オーストラリアと言えばシドニー、メルボルン、ブリスベンなどの大都市が有名ですが、首都はやや内陸部に入ったここキャンベラです。…

自分語り

今どこにいるの?とか何をしてるの?とか働いてないの?とかいつから働くの?とか よく聞かれるので、ブログ書かなくなってからのことをまとめました。 ・お父さん亡くなりました 去年の1月の終わり、病気でした。 まだ死ぬような年齢でもなかったし、本人…

ジンクス2

僕がキャンプに行きたい週末は、 だいたい雨が降るのだ。

登戸駅にて

仕事を辞め、海外を転々とする生活を送っていた。 いくつかの国を巡り、3カ月ほどしたところで、やむを得ない事情で日本に一時帰国することになった。 久々の日本は相変わらずだった。 清潔で正確で、静かで老人が多いいつもの日本だった。 親戚に会い、親…

インド料理屋

インド料理屋 あまり流行ってないマンションの一階とかに入ってる だいたい店員がそのマンションに住んでる 店の色が派手なオレンジ 店の看板が引き伸ばしコピー 店の看板がラミネート 店の看板の画質が荒い 居抜き物件に色塗っているので、うっすら前の店の…

靴下

結構前から、靴下には並々ならぬこだわりがある。 きっかけは登山靴下を買ったことから始まる。 それまで靴下はほとんど金をかけず安いもの命、ユニクロ以下のものを平気で履いてたが、いかんせんすぐ破れたり履けなくなるのが気に入らなかった。 そんな中登…

タコライス

沖縄が好き、あるいは住んでいた経験がある人はわかると思いますが、沖縄料理を衝動的に食べたくなることが、まあ時々あるわけです。 沖縄料理は結構味が濃く、がっつりしたものが多いので、たまにジャンクフードを食べたくなる衝動と似ていると思います。 …

油掛地蔵

右京区太秦は複雑怪奇としか言いようがない。 戦後の無計画な宅地化が原因と思われるのだが、大通りを一本入ると意味がわからないぐらい道が細く入り組んでいる。 袋小路も多くあり、イメージした場所に出られなかったり、位置を見誤ったりすることがしょっ…